施設経営者が教える、後悔しない職場を選ぶにはどうすればいいのか?
皆さんこんにちは(^-^)葵一です。今回は皆さんがどんな施設で働く事ができて、どんな施設に向いているのかをご紹介していこうと思います。自分はどんな施設で働くのが向いているのか(;´・ω・)?
就職・転職の際に迷ってしまう方も多いと思います。介護職の皆さんが個々にピッタリな職場を選べるよう、施設形態ごとのメリット・デメリットをお伝えします。
在宅介護を支える施設、業種
①デイサービス
デイサービスのメリット・デメリット
特徴
自宅で生活している要支援または要介護者を対象に、食事・入浴・機能訓練・レクリエーション等のサービスを提供。基本的に日帰りで9:00~17:00の間を基本にして日帰りのサービスを提供します。
また、介護保険適用外の宿泊(お泊り)サービスを提供する事業所もあります。
メリット
・基本的に夜勤がなく、日勤帯の勤務で出勤時間も変則にならないのが特徴。
・祝日、日曜、年末年始が休みの事業所、有給がとりやすい事業所が多い。
・日々、利用者さんも変わる為、コミュニケーション力や対応力が身につく。
デメリット
・レク中心の事業所やリハビリ特化型・認知症特化型。といった売りにしている利用目的でサービスの内容が違う。対応力を養ったり、人前に出て盛り上げる素質が必要なため、苦手とする方も多い。
➁訪問介護
訪問介護のメリット・デメリット
特徴
訪問介護員として利用者の居宅を訪問して、家事援助や買い物支援。身体介護を行うサービス。
メリット
・訪問中は利用者一人に対してじっくりと介護を提供できる
・空き時間を調整してでヘルパーをしたり、働き方の融通がききやすい
デメリット
・原則1人で訪問するため、その場での判断力が必要。
・非常勤で働く際は、支援に入っている時間のみしか給料が発生しない。
③ショートステイ(短期入所)
特徴
自宅で生活する要支援者・要介護者を対象に、入所施設の居室を提供し一時的に宿泊サービスを提供。
メリット
・宿泊日数が決まっており自宅に帰る利用者が殆どの為、日中~夜間を通して色々なケースの対応ができる。
デメリット
・忘れ物がないかを確認して返却しないとならず、入退去の対応に追われるため、施設側で通常業務以外にも、気にしないといけない事が多い。
④小規模多機能型居宅介護
特徴
自宅で生活をする要介護者に対し、通いの場を中心に、訪問・宿泊の3つのサービスを組み合わせて提供する。
メリット
・1つの事業所で、デイ・訪問・ショートステイの業務を経験できるため、技術面でもスキルアップに繋がる
・デイ・訪問・ショートステイのサービスを、利用できるのは施設との契約をした利用者のみの為、緊急利用や飛込み利用が少ない。
デメリット
・利用者の当日の状況サービス内容が変わる場合もあり、職員が対応する業務が多い。
・小規模多機能型居宅介護を利用している場合は、その他の介護サービスを受けることができない場合が多い。福祉用具レンタルや訪問リハは利用できる場合もあるが、閉鎖的になりやすい。
施設介護を提供する業種
①特養(特別養護老人ホーム)
特養のメリット・デメリット
特徴
身体・精神の障害により常に介護が必要な状態で、要介護3以上の認定を受けた利用者。在宅介護が困難な高齢者が入居する施設。
メリット
・人生の最後まで(ターミナルケア)を希望して入所する方が多く、長期的なケアを学ぶ事ができる。
デメリット
・介護度の高い入所者が多く、職員数もギリギリで対応している施設が多い為、職員の身体の負担が大きい場合も多い。
・ケアが画一的・決まった動きしかできない。機械的になりやすい。
特徴
治療の必要がない高齢者が、リハビリや介護・看護を受けながら在宅復帰を目指す施設
メリット
・在宅復帰を目指す施設の為、特養に比べると利用者の変動もあり、様々なケースを担当できる
・医師、看護師、リハビリ職等、他職種間の連携が図りやすい
デメリット
・医療職の発言権が強い。
・在宅復帰・自立を目指す事が目的の為、永久入所はできない。
③有料老人ホーム
特徴
入居者の条件が各種類で違う。「介護付」「住宅型」「健康型」の3種類。明確に介護度での制限はないが原則65歳~の自立から要支援・要介護1.2程度の方が対象。
メリット
・重介護者が少なく、接遇研修もしっかりしている施設が多く、接客・サービス面のスキルを身に着けられる
・給与、教育制度が体系的に整っている職場が多く、資格も取りやすい。
デメリット
・丁寧な接遇や態度で接することを期待する入居者が多く、利用者から直接クレームがある場合も多い。
特徴
高齢者が自宅で生活することに不安がある場合や他者の見守りの中で生活し、安否確認サービスと生活相談サービスを全入居者に対して提供する。介護サービスは、併設の訪問介護サービスやデイサービスといった内容を提供する。
メリット
・自立~軽度の要介護者のみが対象。認知症患者・精神患者を受け入れない施設も多く、職員の体の負担が少ない。
・一般的に敷地内併設の介護事業所からサービス提供をするため、連携や移動がスムーズに行える。
デメリット
・利用者や家族から突発的な用事を頼まれやすい。
・軽度な利用者が多い為、技術力向上が少ない。
特徴
認知症の診断を医師から受けた高齢者が、少人数で共同生活をする施設。
メリット
・9人以下という少人数制のため、丁寧な介護を提供できる
・家庭的な雰囲気を提供しながら働くことができる。
デメリット
・認知症状が強い利用者も多い為、気を配らないといけない業務が多い。
以上がサービスによって、皆さんが気を付けないといけないメリットやデメリットになります。自分がどんな職場に向いているかを、この記事を参考にしていただき転職や就職活動の参考にしてもらえればと思います。
皆さんが良い介護職ライフを送れることを願っています。(^-^)